「象の背中」

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封切られて1週間目の日曜日。
事前の宣伝もあり、けっこう人が行ってるのかと思いきや、ほんのパラパラとしたものでした。

テーマががんだけに、やはり引く人もかなりいるのだろうなぁと思いながら見ました。

自分と同年齢の主人公が、肺がんで余命6カ月と告げられるところから物語は始まります。
延命治療は望まず、残りの人生をそのまま有意義に全うしたいということで、最後はホスピスに入ります。この間、最後まで喫煙シーンも出てきます。

主人公の役所広司はさすがに迫真の名演技でした。その妻はしばらくぶりに見る今井美樹で、すっかりお母さん役が似合う年頃になってましたが、魅力はまだまだ十分でした。

まぁ役者の演技は別として、内容的にはサバイバーから見させてもらうと、きれいすぎて平べったい印象を受けました。
がんを題材に映像で表現するのは、非常に難しいものだと改めて感じました。

いわゆる家族愛の物語としてみると、これはこれで素晴らしい出来かもしれません。
しかし、がんを取り巻く問題をテーマとするには、がん患者およびその医療についてあまりにも知らなさすぎるのではないかと思いました。

期待としては、がんになった本人および家族、医療関係者の思いが赤裸々につづられるのではと思って見ていました。

見ないことには批評もできませんので、それなりの期待をしながら見たのですが、自分の視点とはまったく違ったものでした。

ある意味、サバイバーをないがしろにしたのではという思いを強くしました。
この映画を見て、そのままに感じていただくことが心配です。

実際に余命を告知された患者は、この物語よりももっともっとすごい時間を過ごしている人がたくさんいます。
とむさんやFumiさんら卒業されたがん友を思うとき、こんなのは問題外だと思いました。

最後まであきらめてはいけないんです。

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  • 「象の背中」 (日、2007年)

    Excerpt: (c)「象の背中」製作委員会 象の背中 公式サイト 昨日は映画の日でしたが、夫がたまたま仕事休みだったので 一緒に行ってきました^-^ 映画館は3ヶ月ぶり~。 監督は「愛の流刑.. Weblog: 無節操ニンゲンのきまま生活 racked: 2007-11-04 23:13