映画「おくりびと」
日本アカデミー賞を総なめにし、米アカデミー賞外国語映画賞も受賞した映画「おくりびと」の再上映をワーナーマイカルで見てきた。もう連日満席ということで、インターネットで席を予約した。
映画鑑賞は昨年6月の「築地魚河岸三代目」 以来。思えば随分見てないなぁという感じで、久しぶりの大画面と音量がなんとも心地よかった。
「おくりびと」は昨年秋に封切られた映画で、自分もそのとき見に行こうと思っていた。ところが脳転移で入院となったため行けなかった。もっとも自分がその送られる立場になるかもしれないという思いもあったので、見る気も失せたのが正直なところ。
ここにきて俄然注目され、内容的にもそれほど重いものではないということで、自分の体調も結構いいし興味もあり、これは見ておこうという気になった。
内容はひょんなことから遺体を棺に納める“納棺師”となった男(本木雅弘)が、仕事を通して触れた人間模様や上司の影響を受けながら成長していく姿を描いたもの。
笑いあり泣き所あり、景色などの見せ所ありで感動の作品に仕上がっている。
日本の美しくも厳かな儀式が、見る人の心を洗い清めてくれるのだろう。
本木のチェロもその一役を買っている。
この記事へのコメント
私が観た時にはこんなに話題になるとは思いませんでした。だってとても空いていました。
でも二年半前に旅立った義妹のことを思い出して涙・涙でした。
一応ハンカチをご持参される事をお進めします。
笑ったっと思ったら泣き、泣いたと思ったら笑い、なんとも軽快な感じもしました。ある意味すごいものに立ち向かった気がしますが、名作に仕上がったと思います。
ぜひどうぞ。。。